ようこそ、「繭BLOG・ギリギリギフテッドの日常」へ。
私は50代の女性で、東京から高知に移住して個人事業主をしています。
現在、大学生と高校生の子どもがいます。
IQ133のギフテッド(境界線上)でありながら、ADHD傾向もあり、失敗も多く、生きづらさを抱えて生きてきました。
ギフテッドとしての悩みや気づき、哲学的な思索、芸術への思いなどを自由に綴っていこうと思います。
当事者やその親御さん、あるいはギフテッドという概念に関心を持つすべての方に、何か届くものがあれば嬉しいです。
最近ではギフテッドについての研究も進み、書籍やYouTubeなどで知見が共有されるようになりました。
そういった情報に触れるたび「あるある!」「わかる…」と共感することばかりで、やはり人口の2%といわれる人たちには、共通する特徴があるのだなあと感じています。
物事の捉え方や感じ方、行動パターンが周囲と違うことで「育てづらく、生きづらい」と言われるギフテッド。
そんなギフテッドの当事者や、お子さんがギフテッドと認定された親御さんの参考になればと思い、ブログを書いてみることにしました。
ギフテッド、特に女性は、自分の能力を隠して周囲に合わせる傾向があるそうですが、実は私も、今までずっとそんなふうに生きてきました。
周囲から浮くのが怖くて、わざとテストの点を取らないようにしたり、美術の才能を隠すために提出物を出さなかったり。
考えていることを話しても理解されないことが多いので、本音を言わないで話を合わせたり。
そんなふうにして摩擦を避け、まるで生暖かい半透明の繭の中にいるように、自分を守って生きてきました。
このまま、そんな生き方を続けていけば、傷つくこともなく穏やかに生涯を閉じられるのかもしれません。
でも、ほんとうは私の中では、外に出たがっている熱いものが、ずっともがき続けていました。
子どもの頃から、封印してきた思いや考えてきたこと。
ほんとうは悲しかったのに、平気なふりをして笑っていたこと。
逆に、人と違っているからこそ味わえた至福の瞬間。
気がつけばもう50代半ば、人生の残り時間もわずかになってきた今、そろそろ自分を、繭の中から解放してやってもいいんじゃないだろうか。
隠してきた自分の特性を、よくも悪くも人と違っている部分を、表に出してやってもいいんじゃないだろうか。
そんな思いから、知られざるギフテッドの日常を、苦悩も歓喜も余すところなく表現していこうと決心しました。
その過程で、人生の最期を迎えるまでに、生暖かい繭の中から大空に飛び立つことができたら。
同時に、今まさに苦しんでいる当事者や、育てづらさに悩んでいる親御さんの参考にしていただけたなら。
知られざるギフテッドの世界を理解するための一助になれたなら。
ギフテッドについて解説する記事もありますが、基本的には雑記ブログで、日々感じたことや考えたことを書いていこうと思います。
ギフテッドというと、賢くて何もかも完璧にこなせるイメージをお持ちの方もおいでかもしれませんが、私の場合は基本、だいぶ抜けていて失敗ばかりの毎日ですので、もしかしたらイメージが壊れてガッカリされてしまうかもしれません(笑)。
笑えるエピソードもたくさんあると思いますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
2025年5月26日 空木 繭