「ギフテッド」というと、皆さんはどんな子どもを思い浮かべるでしょうか。
「神様からの贈り物」と呼ばれるように、生まれつき高い知能や才能を持ち、幼児期から並外れた能力を発揮する子ども。
一般的には、IQ130以上(上位2%)と定義されるようです。
私自身、小学校で受けた知能テストでIQ133という結果が出て、ギリギリギフテッド枠に入る子どもでした。
小学1年性で大人向けの小説を読み、自らも小説を書いたり、漫画を描いたり、また、動物博士といわれるほど生き物に興味があり、「ミツバチには学習能力があるか?」を調べるために実験装置を考案して、結果を自由研究にまとめたり……
確かに好奇心が強く、好きなことに夢中になる、知的に活発な子どもでした。
でも、その一方で、同級生と話が合わなかったり、授業が退屈なのでコッソリ漫画を描いていて先生に殴られたりと、学校生活は違和感と孤立感の連続でした。
こういった特徴は、以下のような理論でも説明されているようです。
📎 ギフテッドの定義(Wikipedia)
私が育った1970年代には、まだギフテッドという概念が一般的ではなくて、私のような子どもは「変わり者」として孤立したり、「子どもらしくない」と思われて先生から目の敵にされることも多かったと思います。
近年、ようやくギフテッド児の抱える困難が認識され、特別な教育支援が必要な子どもとして注目されるようになりました。
日本でも、2024年には📎 日本ギフテッド・2E学会が発足するなど、支援体制の整備が進んでいるようです。
このブログでは、当事者としてのリアルな体験を語ることで、ギフテッドの抱える光と影について、皆様に深く知っていただければと考えています。
ギフテッド児を育てる親御さんや、教育現場などでギフテッド児に接することのある人、また、当事者として育って苦難を抱えたまま成人された人、「特徴に当てはまるけど、もしかして自分はギフテッドなのかも?」と感じている人など。
もしご自身やご家族に当てはまる部分があれば、ぜひこのブログを通じて、一緒に考えていけたら嬉しいです。
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